環境専門委員会

【2014年度】ボイラー廃液中和装置の導入

改善前

ボイラー配管内部のスケール付着防止用に薬品を混ぜているため排水はpH値が高く、その中和作業にも薬品(希硫酸)を用い、また、作業時間も長いため作業者の負荷が高かった。

【希硫酸による中和作業】
濃硫酸を希硫酸へ希釈 
↓ 
手作業にてボイラー排水を攪拌、中和
↓ 
pH値を確認 
 ↓
下水へ排水
1回(約4時間)/日 濃硫酸換算50mL/回

改善後

中和用としてボイラーの排ガス(CO2)を利用した全自動中和装置を導入した。ボイラー排水の自動中和と中和後のpH自動モニターにより、中和に要する作業負荷が無くなり、pH値の高い排水の誤流出が無くなった。

2014省エネ 5_1

    全自動中和装置の導入

改善効果

・中和工程の全自動化(工程改善): 0.5人工/日 削減、作業者の安全確保
・誤排水の防止 ・硫酸の使用削減(約1千円/月)
・硫酸の使用削減(約1千円/月)