環境専門委員会
【2018年度】信頼性試験サンプル集約によるオーブン使用電力削減
改善内容
ファイバやケーブル材料についての研究開発で、オーブンを連続運転して信頼性試験を行っている。今までは試験テーマ毎に各担当者が職場内にある3台のオーブンをそれぞれに使用して行っていた。試験の設定温度を各担当者に確認したところ、同じ設定温度の場合が多いことに気付いた。また、オーブンの容積に対して個々の材料の大きさは小さく、ゆとりが有ることも分かったこの為、オーブン内に複数の資料を入れても温度ムラができないような架台やトレーなどを工夫し、設定温度が同じ試験の場合、1台のオーブンで連続運転を行うように改善し使用電力の削減を図ることが出来た。
改善前
改善後
改善効果
・投資金額:職場にあった既存の物を使用したので、新規購入品(費用)は発生しなかった。
・電力削減量:11,232kWh/年
(3-1)(台)X1.5kW(実績)X24H(稼働)X20(日)X12(月)X65%(稼働率)
注意すべき点
・槽内への試料詰め込みすぎや置き方に注意する。
・停止中のオーブンに省エネ計画停止表示を施し、無断使用禁止の周知をする。