環境専門委員会
【2019年度】冷却塔の廃棄物の削減
改善内容
冷却塔の循環水(水道水)は無機塩類成分が含まれ、濃縮が進むと固形物が析出し冷却効率が低下する。そのため、定期的な薬剤洗浄が必要となり、管理コスト、廃棄物の増加という問題があった。そこで、電解酸化還元反応を用いた浄化装置を導入し、固形物の析出を抑え、薬剤洗浄による廃棄物を削減した。
改善前
大量のスケール堆積
冷却効率低下
改善後
スケールの発生を抑制
冷却効率UP
清掃頻度の削減
改善効果
無機塩類成分の析出が解消。
ブロー供給水を最小化しランニングコストは50%削減。
薬剤洗浄による廃棄物無し。夏場の藻の発生無し。
投資金額:2,600千円 効果金額:1,000千円/年
注意すべき点
電解酸化還元反応を用いた冷却水装置の初期投資とメンテナンス契約必要。
供給水の水質によって改善効果にタイムラグあり。