環境専門委員会
【2017年度】ケーブル表面印字にレーザーマーカーを導入
改善内容
インクジェットプリンタは外気の影響により、トラブルが発生しやすく、インク・溶剤・フィルタ等の消耗品をこまめに交換し、装置内の配管等をVOC(MEK)で定期的に清掃する必要があった。また、印字中にノズル詰まり等が発生し、修理作業が発生していた。
レーザーマーカーはレーザー光線でシース表面を変色させ印字する為、インク等の消耗品が不要になりVOC(MEK)が削減できる。また、印字中にインクが詰まるトラブルも発生せず、修理作業用溶剤も削減できる。
改善前
従来インクジェットプリンター | |
印字方式 | 白インクを粒状にして、ドットで文字を形成 |
消耗品 | インク・溶剤・フィルタ等 |
トラブル | 配管をにインクを通し、循環させるため、インクの塊によるインク詰まり有り。 |
その他 | 特に無し |
印字サンプル |
改善後
導入後レーザーマーカー | |
印字方式 | レーザーをシース表面上に走らせ、レーザーが当たった部分を変色させて文字を形成 |
消耗品 | 無し |
トラブル | 流体を使用しないため、特に無し。 |
その他 | 印刷後のシース物理特性問題無し。印字サンプルで確認済。 |
印字サンプル |
改善効果
- VOC削減効果 約180kg/年(MEK)
- 内訳:インク(30kg)、希釈溶剤(40kg)、清掃溶剤(110kg)のMEK