環境専門委員会
【2017年度】アニーラエアワイパ(超音速ワイパ)高効率化による省エネ
改善内容
対象ワイパが設置されているアニーラでは冷却水の除水にエアワイパを使用している。 改善前のワイパは線径に対して口径が大きく(線径φ1.2㎜、ワイパ口径φ5㎜)減圧せずに使用していた為に騒音が大きい事から、サイレンサを設置し90dB→84dBに消音させたが、まだ十分な騒音改善とは言えない状況にあった。そのような中、高効率型(エア消費減、低騒音、除水効率アップが売り)のワイパが見つかり、騒音レベル低減と同時にエア消費量の低減が図れた。
改善前
改善後
改善効果
エア消費量削減:0.29m3/min(改善前 0.30m3/min → 改善後 0.01m3/min)
騒音レベル減少:5dB(改善前 84dB → 改善後 79dB)
除水効率アップ:アニーラ出口にて除水しきれなかった水滴を吸わせているフェルトの交換回数減
電力量削減 :約8.6MWh/年
2.4kW(改善前 2.5kW→改善後 0.1kW)
稼働時間 約300h/月
効果金額 :約128千円/年(単価15円/kWh)
投資金額 :83千円(ブラケットは内作)(回収期間:0.6年)
改善における注意すべき点
二分割型ではないので、ジョイントが通過する部位に対しては適正な口径での運用は出来ない。
(適正サイズよりも大きめの口径を選ばざるをえない。)