通信ケーブルにおける断熱材(発泡ウレタン等)ご使用時の注意事項

近年、通信ケーブル(TV用同軸ケーブル、電話用ケーブル等)を配線施工後に、発泡ウレタン等の断熱材を直接ケーブルに吹き付けた場合、断熱材の種類や施工状況にもよりますが、反応熱による絶縁体の溶融と推定されるケーブル内部導体の偏り、或いは導体の露出による通信障害の事例が報告されています。従いまして、あらかじめ通信ケーブルを電線管等に入れるなどして、断熱材が通信ケーブルに直接吹き付けられないように安全側の施工をお願いします

通信ケーブルに発泡ウレタン等の断熱材を直接吹き付けた例

通信ケーブルに発泡ウレタン等の 断熱材を直接吹き付けた例

 

TV用同軸ケーブルの発泡ポリエチレンが溶融し内部導体が偏った状態

TV用同軸ケーブルの発泡ポリエチレンが 溶融し内部導体が偏った状態

 

電話用ケーブルの導体が露出した状態

電話用ケーブルの導体が 露出した状態