電線・ケーブルchemSHERPA-AI作成方法と事例
欧州のRoHS指令やREACH規則などに端を発した製品含有化学物質情報の把握と伝達は、開始当初、暗中模索の中、電気電子機器メーカーがそれぞれ独自の調査・手法で行っていたため、サプライチェーン企業に多大なな負荷がかかっていました。
そうした状況が、アーティクルマネジメント協議会(JAMP)による"chemSHERPA"という統一された製品含有化学物質伝達ツールが登場、普及することで、現在では多くのサプライチェーン企業の負荷が軽減されるようになりました。
EUではECHA(欧州化学庁)が主導して「製品含有化学物質情報の伝達」の仕組みを構築し始めている昨今、わが国では、"chemSHERPA"がこの仕組みを担っていると言っても過言ではありませんが、電線・ケーブルなどの成形品(アーティクル)の含有化学物質情報(AI)の調査・伝達の負荷を軽減してくれる"chemSHERPA-AI"の操作には一定の習熟が必要です。
そこで、この度、電線メーカーがchemSHERPA-AIをスムーズに作成できるよう、作成方法と事例を記載した参考資料を作成いたしました。是非ご活用ください。
音声説明付きの資料も準備いたしました。ご活用ください。
事例2 600 V 架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル
"chemSHERPA-AI"作成支援ツールは、JAMPのホームページから入手してください。
※当会は、JAMP設立当初からの特別協力団体であり、chemSHERPAの普及を推進しています。
※なお、本書に記載された情報の利用にあたっては、各自の判断に基づき行うものとし、一般社団法人日本電線工業会はそれによって生じた一切の損害については責任を負いかねます。